【ミニベロの走行性能】小径って本当に進まない?

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私はミニベロにアウトランクを所有しているんですが、正直最近はあんまり使ってないんですね。

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で、これは別にこの車体が無能とか気に食わんとかそういう話では無いんです。

まぁ、使い勝手がいいかと言われるとアレですが…

 

とはいえ、私も自転車屋に勤めてくる中で何度もお客様から「引っ越してきた時に置く場所が無かったから買った折り畳み自転車が本当に進まないから、ちゃんと進む自転車が欲しいんです」といった事を聞きました。

そういった事をよく聞くものの、それは果たして本当にそうなのか?また、本当であったとして何故そのような事態が発展するのか?原因を探っていきましょう!

 

なんでアウトランク買った?

 

私が買ったミニベロはアウトランク。

 

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https://ec.cb-asahi.co.jp/catalog/products/affa53b7ef444b13851f0ca0736f9c61

 

これを購入したのはかれこれ2年以上前なのですが、その当時に勤めてたところが最寄り駅からまぁ遠いと。その上バスも30分に一本なので、逃すと周りにコンビニしか無い極寒の夜空の下で待つ他無かったので、輪行して通う事になりました。(ちなみに最寄りの駅の駐輪場をとる事も出来なかったのでこれしか選択が無かったと)

その時に買った車体ですね。

 

 

で、結局なんで最近使ってないか?

 

この車体の持つ特性と使用用途が一致しないから

 

正直これに限ります。

 

自転車に限った話では無いのですが、モノには必ず得手不得手が必ずあります。

それで場面が合致せず、使用頻度が減った。これだけの話です。

しかし、どういった場面からそのような結論に至るのか?

 

これはかなり分解しながら他と比較して見てみる必要があるので、少し長くなるかと思いますね。

 

ということで、今回は

 

アウトランGIANT IDIOM2シティサイクル27インチで比較しようと思います。

 

その中で最もわかりやすいポイントとして、ギア比とGDの2点で見て検証していきましょう。

 

まず、簡単にスペックを見てみましょう。

 

アウトラン

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タイヤサイズ:14×1.95(今回タイヤ外周が算出できなかったため14×1.75 ETRTO47-254で比較を進めていきます。)

ギア設定:F38T R11T

 

・IDIOM

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https://www.giant.co.jp/giant24/bike_datail.php?p_id=00000037

 

タイヤサイズ:20×1 (今回タイヤ外周が算出できなかったため20×1.25 ETRTO32-406で比較を進めていきます。)

ギア設定:F48T R11T

 

シティサイクル

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※対象は画像の車両ではありません。

タイヤサイズ:27×1 3/8 ETRTO 37-630

ギア設定:F32T R15T

 

このような内容で比較します。

※IDIOMに関してはトップギアで算出します。

※以下の検証の数値は1000分の1未満は切り捨てで行います。

※本来設定されているタイヤサイズと異なるので結論づける数値は近似値になります。

 

さっそく比較してみた

 

では、まずアウトランから

アウトランクは14×1.75(47-254)のタイヤで外周長が1055mmとなります。

設定されているギアは先述した通りF38T R11Tになるのでギア比は3.454

それによるGDは3.643mとなります。

 

ちなみにGDとはギア比距離のことで、その設定されたギア比に対して一回転させた時どれだけ進むかを示すものになります。

 

では、次いでIDIOMです。

タイヤサイズ20×1.25(32-406)でタイヤ外周長が1450mm。ギアはF48T R11-32Tになるので48-11Tとします。

ギア比は4.363 GDは6.326mとなります。

 

シティサイクルも見てみましょう。

シティサイクルは特定の車体ではなく平均的なスペックとします。

タイヤサイズは27×1 3/8(37-630)とし、外周長が2169mmでかなり周長が長い事がわかります。設定されているギアはF32T R15Tとします。その際のギア比は2.133で、GDは4.626mとなります。

 

鋭い方はこの時点で「あれっ??」っとなってる方もいらっしゃるのではないかなと思います。

そうです。

 

タイヤサイズが大きい車体=進む距離が長い(よく進む)とはならないんです。

 

これはギア比による差が大きいです。

 

もちろん大きなタイヤの方が1回転した時の進む距離は長いです。しかし、それを回すのは乗り手の足元にあるギアなんです。

なので、いくらタイヤが大きくてもそのサイズに合ったギアが設定されていないと安定した走りというのは得ることができません。

小さなタイヤに小さなギアが付いていると進む量は少なくなりますし、逆に大きなタイヤに大きなギアを付けると進むものの、あまりにもの重たさでクランクを回すことすらままならないと思います。

 

ママチャリにロードバイクほどの高速域での軽快さは必要ないですよね?逆にロードバイクにママチャリほど軽く少ない力での出だしはそこまで求められる機会は多くありませんよね?

ギア設定だけが全てではありませんが、進みやすいか否かのめっちゃ大きな境目はそこで見極めることはできますので、今後の自転車選びのご参考にどうぞ!

【オーバーホール】ロード組んだら大苦戦!?

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以前に購入したCEEPOのMAMBAです。

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その時の詳しくはこちらから↓

https://jun48743003.hatenablog.com/entry/2024/02/17/193043

 

元々は5800系の105がついていた中古車体を購入したのですが、おそらくOHはされていないでしょうし、ケーブル等の消耗品も最後に交換されたのがいつなのかわからない。

ということでバラして綺麗にしてケーブルも交換しちゃいましょう!!

 

初っ端から詰み?

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とりあえず邪魔なのでバーテープは剥がしておきましょう。

 

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ステムボルトがやばいことなってますw

これは使用における錆なのでしょうか…水洗車で拭かなかったものにおける鯖なのか…

 

まぁ、別にどちらでもいいです。

 

ちなみにステムは部屋に転がってたメリダのステムをとりあえず付けときました。今後カスタムしようか悩んでます。

 

あ、言ってなかったですが、今回は消耗品と含めてコンポーネントをR7000へ変更してチェーンリングを50-34から52-36へと変更します。

 

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STI外してないのに何故か先にクランク交換してましたね。(今回はBBツールを購入していなかったので、BBのOHはまた今度にします。)

 

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んで、その後にSTI外してケーブルもバラして完了ですね。

 

 

!!!大事件発生!!!

 

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ライナーに入れ替える前のケーブル抜け落ちた!!!

 

落ちないようにテープでしっかりと固定していたのに気づいたら剥がれてました…

 

マジで最悪…

で、BBツールもないし…

 

 

どうしようか…

 

よし!!こうなったら…

 

 

 

 

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現実逃避で後輩と飲みに来たwww

 

まぁ、もともと予定あったんでね。

また飲みにいきましょう!

 

ちなみにこれ解散してからも移動して1人で飲んでましたw

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自分じゃ無理だ

Day2

 

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とりあえずなんとかなるかな〜と思ってフォーク抜いてみましたが、初見では構造が分かりませんでした。ケーブル受けがグロメットになっていて一時的に外して大きく見えるのであれば、なんとかなったかと思うのですが、私の現時点での地力では無理でしたので…

 

 

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助けてーー!!!

 

ストライダー状態の自転車を片手に近所の自転車屋に相談に乗ってもらいました。

しかし、近くにある店ではCEEPOの取り扱いが無かったため分からないとの事でした。

(このタイミングでBBを開いてもフレーム内部にアクセスできないことを知って絶望してました。)

 

で、結局取り扱いのあるお店にお願いしてRDシフトケーブルを通して頂きました。ありがとうございます。

しかしめっちゃ遠かった…

 

で、あとは他のケーブルが落ちないようにめっちゃくちゃビビりながらなんとか組み立てまして…

 

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なんとかとりあえず乗れるようになりました。

 

とはいえ私の経験上事故るとトップクラスに大変なフレームだなと痛感いたしました。

 

 

〜後日〜

 

あとボトルゲージが家に在庫無かったのでとりあえず買って来ました。

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やっぱELITEしか勝たん!

 

てな感じで

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形になり、まぁまぁ楽しんでます。

 

 

 

 

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ローラーの上で

【補給食】何を買って食べればいいの?

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なんか3月の末から急激に暑くなりましたよね。あれ、なんなんですかね?

徐々に暖かくなってくる事を三寒四温なんて申し上げますが、二寒七激暑くらいにして貰わないと現代には合わないと思うんですよね。

いや、そんなことどうたってよくてですね。今回はいよいよ暖かくなって来て、これくらいの暖かさならいよいよサイクリング出てもいいだろうと思われる方が増えてくる頃かなと思うので、ハンガーノックにならないように走る事でも話そうかなと思います。

 

ハンガーノックとは?

で、そもそもハンガーノックってなんやねんと。

「ウィキ先生〜!!」

 

「はーい!ウィキ先生だよ〜!!

ハンガーノックっていうのはね、激しく長時間に渡るスポーツの最中、極度の低血糖状態に陥ることを言うんだよ!リンクは下に貼っておくね!みんな、後で読むんだよ!!じゃーね!」

 

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ハンガーノック

 

はい、ウィキ先生からも説明があった通りですが、さっくりいうと空腹によるエネルギー切れです。想像は容易かと思います。空腹状態では運動に支障をきたしますよね。しっかりと食べておくのが最善と言えます。では、何を選べば良いか考察していきましょう。

 

何を食べればいいか?

 

では本題に入る前になんですが、そもそも「サイクリング中にお腹空いたらコンビニかどこかで買えばいいんじゃないの?」と思われる方もいらっしゃるかと思います。

 

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https://youtu.be/680zzrCH4aU?si=KGsiEpuD4wKN59EQ

 

どこにでもコンビニや飲食店があると思うなよ〜

 

例えばなんですが。過去に走った山岳ブルベではこのようなルートになってまして。

 

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基本的に人権のないようなルートを走ることになり、ルート上で次のコンビニが30km無いなんて事も容易に考えられます。そんな時に空腹で動けなくなったら本当に詰みですので、必要最低限は持っておきましょう。

 

まず、必要な量ですね。アンケートで皆様の補給無しで走れる距離を聞いてみました。それが

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このようになっております。走る距離から推測するにあたり恐らくぼちぼち走り慣れてる方が多くお答えくださっているのかなとは思いますが、少なくとも50kmを越えるライドではエリア問わずに所持しておく事をお勧めします。

 

で、いざ持っていくとなると、アレもコレもあっちもこっちもみたいになる方も出てくるのかなとは思うのですが、前提として街中であればスポーツ羊羹2〜3個をポケットに入れておくくらいで全く問題ないのかなと思います。

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https://www.imuraya.co.jp/goods/yokan/c-sports/40gsportsazuki/

 

で、食べて少なくなったら類似のものを買い足すくらいでいいかなと思います。

たまにどら焼きを買う事もありますね。そこはお好みのものを選んでいただければ良いかなと思います。

サイクルウェアには収納が凄まじい量あるので、必要分は持っていて困ることはありませんね。

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バナナ入れるのかっこいいっすよね。

 

https://youtu.be/G07CDGOkZqw?si=D62BIgO5IpKxYIsV

 

ちなみに私のお気に入りはこれ

 

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ですね。基本どっちかは持っていると思います。

 

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こうやってぶちこんでおきましょう。

 

常々エネルギー補給は必須ですが、気をつけないといけないポイントは多々あります。食べすぎと辛いもの(刺激物)にあると思います。

 

もちろん、エネルギーが足りないと動けなくなりますが、一気に取りすぎると給食後の算数の授業みたいに眠くなってしまい、判断力が鈍り、その結果として大きな事故につながることが考えられます。また、刺激物は(これ個人差大きいとは思うのですが)走っている時は疲労から胃腸の調子も良くないタイミングが多く発生するかと思います。その時に辛いものを食べると腹痛に繋がる可能性が非常に高くなります。スムージーとか乳製品とかも人によってはあり得ますね。

ちなみに私はベストコンディションでも牛乳コップ一杯でお腹下せます!!

 

 

乗るエリアなどに寄って必要なものは変わって来ますが、ハンガーノックでDNFにならないように万全の準備はしておきましょう!

【ブレーキの種類】激化するブレーキ論争

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なんでもええやん!!

で収まらないのが世の常である。私の一個人としての意見をあげさせてもらうのであればブレーキとしてはディスクの選択がベストであると考えてます。では、現在のロードバイク界隈の現状を見ながら今後どのように進んでいくか予測しながら、ブレーキはどちらに軍配が上がるのか考察していきましょう。

 

現在のロードバイクのブレーキの主流

 

現代において、フレームの規格においてもそうですが、コンポーネントに関してもさっと目を通すだけでも圧倒的にディスクブレーキが多くなったなと感じます。私の感じるところでは2018年頃からその流れは始まり、2021年頃には大半のブランドでディスクブレーキ化が行われたと感じております。ワールドツアーでは2021年辺りでのイネオス・グレナディアスのPINARELLO DOGMA Fを最後にリムブレーキのバイクはトッププロの世界では見かけなくなったと思います。では、今後の選択としてディスクブレーキが最善なのでしょうか?

 

リムブレーキは見かけなくなる??

 

私の予想ではありますが、完全に無くなることは無いかと思います。もちろん30年40年経ってどうなるかはわかりませんが、10年くらいは完全に無くなるなんてことは無いかなと考えております。とはいえ、ハイエンドのレーシングバイクはほぼ全て無くなると言っても過言では無いのでは?と思います。その根拠として現代にVブレーキのマウンテンバイクのハイエンドが存在しないことがあげられます。流れとしては全く同じ道を辿っていくのではないかと考えております。そのため一部エントリーグレードのみを比較的リーズナブルにパッケージングし、いざ始めようとされる方向けに残すところはあると思います。ですが、それもごく一部になるでしょう。

 

ブレーキ種類の優劣?

 

では、タイトル回収ということで本題へ入っていきましょう。

現在Xをはじめとした、様々なSNSでブレーキ種類の論争が起こってますが、あれなんでなんですかね?私としては「好きなもん使ってもろて」くらいなんですが。まぁ、きのこたけのこ合戦とほぼ同じ位置付けなんですかね?

 

…ほなえらいことやないか!!

 

ということで、ここでは私がXで見かけたディスクとリムの双方の意見を汲み取って、どちらに優位性があるかを主観的に決めていきたいと思います。

 

まず、リムブレーキ派の意見で多く見られたのが

輪行がしやすい。

・ブレーキのコントロールがしやすい。

・これまで使って来たから慣れている。

・総重量が軽い

・クイックリリースで車輪が外しやすい

といったとこですね。このような意見を多く拝見しました。

 

では、ディスクブレーキ種類の意見としては

・制動力が高い。

・今後の主流になっていく。

・使ってある中で摩耗してもローターの交換だけでよく、ブレーキが直接原因してリムを傷めない。

・スルーアクスル化により剛性が高まる。

 

こういった意見を多く拝見していたかと思います。

 

では、一点ずつ比較しましょう。

一つ目輪行がしやすい」という点です。

これはリムブレーキに軍配があがると思います。というのも、現代におけるディスクブレーキの多くは油圧式になっており、誤って車輪を抜いたタイミングでブレーキレバーを握ってしまい、ピストンが飛び出たことでクリアランスが必要十分量確保できなくなってしまい、一定のタイミング以上でディスクローターに接触し続ける事態が発生することが懸念点としてあげられます。また、リムブレーキと同様にワイヤー引きのディスクブレーキであったとしても、ディスクローターが当たってしまって大きく曲がってしまったり、そのローターがフレームにぶつかってしまい、フレームに大きな傷ができてしまったりという事態も考えられます。普段から綺麗に扱っているバイクも傷が入ってしまっては悲しいですよね。それらの事を考慮するとそのリスクが低いリムブレーキの方に軍配があがると思います。

 

〜P.S.〜

輪行する頻度を聞いてみた結果

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今回の結果に限った話にはなるが、頻度が高くならないのであれば輪行に関してはリムブレーキが必ずしも優勢になるというわけでもなさそうですね。

 

 

では2つめです。

「ブレーキのコントロールがしやすい」という点です。

これはどういうことか?これは一部私の憶測を含むところにはなりますが、ブレーキの効きというポイントと類似する項目にもなると思います。単純にリムブレーキディスクブレーキの2点で比較した際ディスクブレーキの方が制動力が高くよく止まるというのが最近での一般論であると思います。しかしながら、よく止まる物を上手くコントロールできないとかえって大きな事故に繋がることが十分に考えられます。その点においてフルブレーキでも最悪の事態が起こりにくいリムブレーキの方がコントロールがしやすいといわれる所以なのかと思われます。

ですが、現代のシマノブレーキに関してはサーバウェーブ機構が備わっているため、そこまで極端な差は生まれないと言っても良いかと思います。

 

サーバウェーブに関してはこちらから↓

https://bike.shimano.com/ja-JP/technologies/component/details/servo-wave-action.html

 

ついで第3のポイント。

これまで使って来たから慣れている

 

はい。早くディスクも慣れてください。

 

で、第4点ですね。

総重量が軽いという点ですね。

これは昔から言われ続けられていた事だと思います。確かにディスクブレーキ黎明期のバイクは9キロ台の車体なんて当然でなんなら「軽い」と評価する人も多かったかと思います。(そもそもディスクバイクが少なかったから相対的に重たくなりやすいっていうのはありますが)

 

コンポーネントで見てみるとST-R9270はペアでの平均重量が350g。ST-R9150だとペアで230gと確かに重たくなってはいます。

 

ですが、最近のトッププロの使用するバイクを見てみると

例えばIneos Grenadiers所属のエガン・ベルナルのPINARELLO DOGMA Fにおいては

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https://youtu.be/c-hQAqqCAUs?si=pdzh9qJyf-6uK8Yl

 

重量7.30kgとエアロロードバイクとして考えると軽い分類になるかとは思いますが、軽量化だけにフォーカスを当てると必要以上の軽量化はむしろ求めたい剛性感やバイクコンセプトに影響する可能性も考えられるので寧ろデメリットになってくることも考えられます。

 

重量面でとことん軽くしたいという方もスペシャライズドのAethosやヨネックスのCARBONEXやキャニオンUltimate CFRなどを選択する事で極めて軽量なバイクを仕上げることは可能かと思いますのでこれも必ずしもリムブレーキが優勢とは言い難いポイントかもしれません。

 

Aethos https://www.specialized-onlinestore.jp/shop/c/c50104510/

 

CARBONEX https://www.yonex.co.jp/sp/roadbike/frame_set/carbonex-sld.html

 

Ultimate CFR https://www.canyon.com/ja-jp/road-bikes/race-bikes/ultimate/cfr/ultimate-cfr-di2/3325.html

 

そして次ですね。

クイックリリースで車輪が脱着しやすいという点です。

これは正直あると思います。

前輪は爪があるのでレバーを倒して少し緩めてあげないと車輪が抜けることはないですが、後輪は緩めるだけで抜けるので、アクスル本体を抜ききる必要性のあるスルーアクスルと比べるとこれは間違いなくクイックリリースに軍配があがると考えます。

とはいえ、スルーアクスルの中にもスピードリリースというより容易に脱着が行える機構も存在しているので必ずしもスルーアクスルが劣勢かと言われるとそうでも無い部分はありますが、全体をみるとクイックの方が容易でスムーズであると言えると思います。

 

https://www.mavic.com/ja-jp/p/speed-release-oc0950

 

 

では、ここからはディスクブレーキで一般に言われている内容に移っていきます。

まず一つ目。制動力が高いという点です。

 

これは間違いないと思います。

特に油圧に関してはストッピングパワーの増幅機構と言っていいと思います。少ない握る力で安定した制動力を得ることができるので、特に握力に自信のない方や、ダウンヒルのエリアが長く続く場面をよく走られる方は特にメリットとして働くと思います。

 

次いで、今後の主流になっていくという点ですね。

というかもうなってますよね。

各社様々なロードバイクが出て来ておりますが、空力性能に優れたバイク。軽量性に富んだバイク。場面を使わず走れるバイク。バラエティに富んだものが増えて来ております。しかしパッと見ではありますが、その9割くらいはディスクブレーキですよね。しかもそれは完成車のみならず、コンポーネント。ホイール。あらゆる場面で変わっております。そう言った面でみると、今後乗り換えや新しく始められる方はディスクブレーキの車体を選ぶことが得策であると間違いなく言えるでしょう。

 

そして、使ってある中で摩耗してもローターの交換だけでよく、ブレーキが直接原因してリムを傷めないという点についてです。

 

確かにこれに関しては間違いないとは思うのですが、私の経験上、ブレーキシューを定期的に交換してクリーニングをしっかりと行っている方で短期的にリムの破損や交換まで達してしまう事がないので、よほどの事がない限り圧倒的なメリットとして働くことはないのかなと思います。ですが、ブレーキシューに気付かない間に異物が挟まってしまい、その状態でブレーキをかけてリムを割るという最悪の事態は回避できるので少しメリットがあるくらいなのかなと感じます。

 

そして、最後に

スルーアクスル化により剛性が高まるという点ですね。

これはブレーキで左右されるポイントではないのですが、ディスクブレーキ化が進んだと同時に発展して来た技術で、リムブレーキには無い機構になるので一旦含みます。

クイックの場合は5mmの軸を入れて、コの字型に切られたエンド部に挟み込み固定する機構となっておりましたが、現在の多くのバイクではディスクブレーキ化が進み、それにおける捩れ合成を高め、ブレーキを安定して効かせるためにフレームエンド部に切られたネジに12mmのアクスルを嵌め込む形に変更されました。一部のバイクではクイックリリースを残し、エンド部の向きを変えることにより、合成を担保しようという車体もありますが、それもごくわずかです。

これらの軸は太い方が単純に質量が多くなるので、当然重たくなる傾向には進みますが、それ以上にフレームとの一体感が向上するため、ダンシングでバイクを左右に大きく振った際の反応感は高まるといえます。

少し話はズレました。その点の剛性感を向上させる目的はもう一つあります。それはディスクブレーキとリムブレーキの制動方法の違いです。

まぁ、何をいまさらって感じかもしれませんが、リムブレーキはこのように

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ホイールの中央に取り付けられ、左右からリム面を挟み込むことで制動します。

 

ですが、ディスクブレーキでは

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フレーム左側についているため、ブレーキをかけると左側へのみ引っ張られるため車輪がセンターからずれてしまったり、ローターがブレーキに当たってしまったりする事が起こり得ます。

この点に関してはディスクブレーキ化が進んだ事による背景ですので、スルーアクスル化単体では考え難いと思いますので、ディスクブレーキのメリットとは明確にはできないと思います。

 

結局どちらが優れていると言えるか?

基本的な制動力の話だけをすればディスクブレーキに軍配はあがるかと思います。しかし、輪行や車輪交換のスムーズさなど、自転車にのみ出てくる背景があるので必ずしもそれだけでは決められるものではありません。その上、つい数年前まではハイエンドモデルでも、リムブレーキのモデルは開発されていたので、リムブレーキバイクのオーナー様はまだまだたくさんいらっしゃいます。ですが、これからは間違いなくディスクブレーキが主流になっていくと考えられるので、互いに柔軟に環境にあわせて対応していきましょう。

 

 

ただ、BB下のダイレクトマウント。てめぇはだめだ。

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【新車購入にむけて】春から使う自転車買わないとやばいって

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出会いと別れ。なんか色々な事を感じる時期になってきましたね。新しく仕事が始まったり、学校が始まったりするまであと1〜2週間といったところでしょうか。拠点を移し、気持ち新たに頑張ろうと意気込む方も多いのではないでしょうか?初めて実家を出て一人暮らしをする方なら特になんですが、新しく揃える家具だったり、荷物だったりが多くなかなかに多かったりしますよね。そんな中で交通手段を担保しないといけないのにまだ買えてない方はいらっしゃいますか?「4月入ってから買うしいいよ」「落ち着いてからでいいかな?」って方もいらっしゃるかと。

 

 

?「遅いって。マジ遅いから危機感持った方がいいって」

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???

 

なんか聞こえた気がしますが、いいでしょう。

 

正直この時期の自転車屋の在庫の消え方は異常な速度です。

もちろんそれらは容易に考えられる事態ですので、事前に一定以上の在庫を持っていない店は論外ですが、必要十分以上を在庫しておいてもなくなります。この時期は業界で「春需」と呼ばれて年間で1番動きのある時期になります。

エリアにより多少ズレることはありますが、2月の末〜ゴールデンウィーク辺りにかけてがその時期になります。(まぁ、4月の2週目にはおおよそその時期は過ぎ去ったといえるかと思いますが…)

 

このブログをアップしているのが3/25ですね。

となると、学生の方だと新学期まであと1〜2週間といったとこでしょうか。お店にもよりますが、購入までの流れとして決定から点検で当日〜1週間程度になると思いますので余裕を持って明日にでも買いに行かれる事をオススメします。

 

なんの自転車を買えばいい?

 

基本的に学生の方の場合は学校の指定がある可能性が考えられるので事前に確認しておいてください。

そんな中でいくつかおすすめの車体をピックアップしていこうかなと。

 

1.トラッドラインWベルトドライブ-O 27

 

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https://ec.cb-asahi.co.jp/catalog/products/41F12E2B83F84FB794186748EF3F0323

 

まずはトラッドラインですね。

私も乗ってました。

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なんかその後に魔改造(?)してましたね…

それはこちらから↓

https://t.co/fGdd4bLTng

 

まぁ、魔改造はどうでもいいとして。

これをオススメするポイントはいくつかあります。

 

まずはローラーブレーキが採用!

これですね。

正直これがめっちゃデカいです。

リアのブレーキの種類なんですが、ブレーキの種類は多様なものがあるのですが、比較的安価な車体に付いているバンドブレーキだと制動の安定感に欠ける部分も若干あるのですが、それ以上に使用していくとキキィーー!と甲高い音で鼓膜を破っていく自転車になってしまいます。知らんけど。

街中でとんでもない音をしながらブレーキをかける自転車を見かけたことがあるのではないでしょうか?それですね。勿論整備は必要なのですが、そのような状態にならないように手を打つことが可能なんです。

 

あとライトですね

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この車体はリミテッドモデルになるのですが、これに付いているライトはノーマルのモデルとは異なりかなり配光の広いライトが付いているのでお帰りが遅くなる方にも安心して使っていただけるものに仕上がってます。

 

そしてベルトドライブですね。

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変な話、自分が購入するに至ってはベルトドライブの車体って絶対選ばないんですが、オススメさせていただくのであればベルトを敢えて出します。というのも、チェーンのものだと雨の中でも頑張って使って注油せずを繰り返すと錆が発生してしまい、走行中の異音が出たり汚れが舞ってしまったりとメリットが意外と少なくなることが考えられます。

 

まず1台目がトラッドラインですね。

 

次いで!

 

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2.丸石サイクル フォーメーションシティ

 

https://www.maruishi-cycle.com/2023/11/17/fmsp/

 

これも先ほどと類似の特徴を持った車体にはなりますが、丸石の車体は盗難保証が付いているのがかなり安心ですよね。

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詳細はこちらから↓

https://www.maruishi-cycle.com/support/

 

その盗難保証もかなりありがたいですね。

 

そしてライトも

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しっかり明るいものが付いております。

私も初めて見た時は

 

VOLT1700!?!?

 

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https://www.cateye.com/jp/products/headlights/HL-EL1020RC/

 

となりましたが、2灯のライトではありません。片側はリフレクターです。過去に一度お客様で「ライト片側点かへんねんけど!!」とお怒りになられる事がありますが、それが正常です。(その説明がお渡し時にできていなかったスタッフの落ち度ですのでこのようなご意見が出てくるのは至極当然です。)

 

そしてローラーブレーキですね〜

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ローラーブレーキならなんでもええんか?と

 

はいっ!!(デカ声)

 

正直異音もほぼないですし、メンテナンスも(一部のメーカーを除き)大変な事もないですし、ブレーキシューの交換もないのでここさえ押さえていれば問題ないと思います。

 

3.オフィスプレス トレッキング HD

 

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https://ec.cb-asahi.co.jp/catalog/products/FF5107EED1F649A5A5ECC822C84C1F3F

 

手前2台とは少し傾向が異なります。

先ほど紹介した2台は26インチまたは27インチのタイヤサイズになりシティサイクル規格になるのですが、こちらは標準で700×32Cが付いておりスポーツバイクの規格になるので、より高い走行性能を待った車体となっていると言えると思います。

その中でブレーキやフェンダー、カゴだったりとシティサイクルの要素を含み更にオートライトが付いていて利便性に本当に長けている車体になっています。

 

 

 

てか…

 

4月2週目から使い始めるなら今から買わんと間に合わんぞ!!

 

 

【自転車の整備】普段から点検してる??

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冬も終わりを告げ、いよいよ春となる時期になってきましたね。この春で学校を卒業し、進学や就職される方おめでとうございます。これからのご活躍をお祈りしております。

 

なんか1発目からお祈りメールみたいになってしまいましたが、新生活が始まる前に自転車の点検をしておきませんか?

いざ新生活が始まり、初登校や初出勤。自転車で向かってる最中。そんな時に「チェーンが落ちちゃった!」「パンクしちゃった!」そんなことになる前に是非一度確認してみましょう!

 

自転車の点検って何すればいいの?

そもそも「点検ってしないといけないの?」

点検をしないと危険な状況に陥ってしまう可能性が高まってしまうんです。

なんなら普段から点検してても

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こんな感じでスポークが折れてしまったりなんて事もあります。

てことは点検してないと更にそのリスクは大きく向上してしまいますよね。

とはいえ、点検をするっていってもどうすればいいか分からないって人多いと思います

まず前提として

 

自転車の点検は乗る前に毎回必ず行ってください。

 

!?!?

 

どういうことっ!?ってなった方もいらっしゃるかと。

自転車は乗り物です。これ自動車教習所通ったことある方は教官から言われたのではないでしょうか?「乗車前点検をしてください」と。

自転車も車と同じく車両です。安全面に関してはしっかりと把握しておく必要はあります。

 

では、何をしないといけないのか?

どちゃくそバキバキ大きく分けると2つに分類されます。

 

自転車屋での点検

・オーナー自身での点検

 

これに2分されます。

その中で細かく存在するといったとこでしょうか。

 

自転車屋での点検に関してはおおよそシーズンに1回から半年に1回を目安にしていただければ良いかなと思います。

そして、店によって取り扱いのブランドが異なるため原則購入店に持って行ってください。そのブランドの安全基準やそもそもの構造がわからないといった事態が発生してしまうかもしれませんので、双方にメリットがありません。ですが、引っ越しや購入店の閉店などで購入店が無い又は近くでない場合もあります。その場合は事前に近くのお店へ相談した上で持っていきましょう。

持ち込んだ際はご自身が気になっているポイントがあるかどうかも合わせて伝えていただけると良いかなと思います。

そして、TSマークの保険を使用されてらっしゃる方であれば一年ごとの更新になり、その際はTS保険取り扱いのある店での点検が必須になりますので、忘れずに持っていきましょう。店によっては更新のはがきが送られてくるところもあります。

 

TSマーク保険に関してはこちらから↓

https://www.tmt.or.jp/s/safety/index2.html

 

そしてご自身での点検ですが、見ていただきたいポイントが複数あります。

 

・ペダル

・ハンドル

・サドル

・ブレーキ

・空気(タイヤ)

・チェーン引き

・変速機

 

この7点がメインになります。

では、一つずつ見てみましょう。

 

まず、ペダルです。

ペダルを2本の指でこのように摘んでください。

 

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そして、手首から捻るように左右に動かしてガタつきが無いか確認してみてください。

もしこれでガタガタ感があったり、何かが取れてしまったりという事があれば自転車屋に相談してください。

 

そして次はハンドルです。

ハンドルを両手で持って左右にねじったり、上から体重をかけてみてください。

その時にハンドルが動いて角度が変わってしまうような事があれば、ハンドル周りのネジが緩んでしまっている事が考えられるので、お店に行って増し締めやパーツ交換をしてもらいましょう。

 

次いでサドルです。

サドルは座面を上からグッと体重をかけて高さが変わらないか確認しましょう。

 

そしてブレーキですね。

ブレーキはいくつかあります。

まずはレバーの握りシロですね。

まず、ブレーキレバーを握ってください。ブレーキがかかり始めるタイミングでレバーを握る重さが重たくなります。そのかかり始めの位置がもともとの開放状態の3分の1〜半分までに来ているくらいがベストな位置になります。

もし、それよりも深い場合(レバーがグリップに近づく場合)はブレーキシューが減っているか、ワイヤーが馴染む事で握りしろが変動しているかが考えられます。もしも、ブレーキシューの場合だとこのように↓

 

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ブレーキシュー本体に溝またはラインがありますので、それを確認してそれを超えて使用しているようでしたら交換しましょう。

 

そして、空気です。

かなり多くの方が日頃からしっかりと確認されてらっしゃる事と思いますが、改めて。

自転車のバルブには英式、米式、仏式この3種類が存在しており、それぞれ対応できるポンプが異なります。もちろん全て対応のものもありますが、適合するものを選びましょう。

シティサイクルについてあるものはほぼ100%で英式になります。

 

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これの場合は空気圧を正確に測定ができないので空気を入れた際にタイヤのサイドを指2本で挟んでいただいて、タイヤが少し凹むかなくらいの量を入れてください。

また、仏式と米式に関しては空気圧を適切に計測する事ができますので、このようなメーター付きのポンプを用意される事をお勧めします。

 

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各タイヤのサイドに指定空気圧が記載されていますのでそれの間に収まるようにいれてくだはい。

 

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これの場合は85-110psiが適正値になりますのでその間で設定してください。

 

なんですが、例えば110ギリギリまで入れると夏場だったり、タイミングによっては摩擦熱だったりなどで熱膨張が起こって空気圧が上がりバーストするリスクが高まってしまいますのでおおよそ中央値以下くらいで入れる事をオススメします。

 

そして、空気を入れる際にはタイヤの溝がすり減っていないか。破れていないかも合わせて確認しましょう。

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使いすぎると赤マルの中のようにケーシングが出てきたり、その周辺にあるようなヒビが出てきたりとしてきますので、これに類似する状態の場合空気を入れると破裂する恐れがありますのですぐにお店で交換してもらいましょう。

 

そしてチェーン引きです。

これに関しては経験がものを言う所になってくるので正直難しいところではあるのですが、このようにチェーンが直接見える場合に関しては、手で上向きに動かしてもらった際におおよそチェーンの高さ以上にチェーンが動いた場合はテンションが弱くなっている可能性があるので張り調整をしてもらう必要があるかも知れません。

またチェーン自体が著しく摩耗している場合は張り調整ではなく交換が必要な場合もあります。お店で相談して必要十分な整備を行なってください。

 

そして、最後に変速機です。

今回は外装変速に限った話になります。

そもそも外装変速とは何か?

このように変速機本体が外側から見える位置に付いていて、手元の変速レバー(グリップ)を動かすと変速機が動くタイプのものです。

これですね↓

 

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他にも内装変速がありますが、そちらは外部からの目視のみで判断できるポイントがあまり多くありませんので、ご自身で確認いただくポイントとして特筆すべき点は無いといったところで良いかなと思います。

ではその変速機ですが、見ていただきたいポイントの1つはプーリーです。

これです↓

 

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見ていただくとここに幾つかのギザギザがありますよね。元々の状態は先ほどのように台形に近い形をしております。しかし、劣化が進むとこれが鋭利な形に尖ってしまったり、そもそも歯が全く無くなりチェーンが引っかかってしまったりといったことが起こり得ます。

合わせて変速機が著しく曲がっていないかを確認して下さい。以下の画像のように正しい状態の変速機は地面とおおよそ垂直にプーリーが来ています。

 

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ですが、走行中の転倒や駐輪中の接触によって内側へグッと曲がってしまうことがあります。その状態で変速を行うと軽いギアに入れた際に変速機がホイールに巻き込まれてしまい、変速周り全て交換のみならず、ホイールも交換しないといけなくなるケースもあります。その場合かなり高額な修理にもなりますので要チェックポイントの1つですね。

 

てな感じで全体の簡易点検を行なってみてください。

パンク修理や異音で自転車屋に修理を依頼する事はよくあるケースかと思いますが、その際に合わせて点検も依頼するのも良いかと思います。