誤ると命の危機に直面することも

 

ほとんどの方は既にご理解いただいていると思いますが、全ユーザー様に再度ご認識いただきたい内容です。

 

当然ながら全ての自転車にはタイヤが付いていますね。

それはスポーツバイク、シティバイク、実用車などジャンルを問わずに必ず付属する大切なパーツになります。

 

ですが、タイヤの全てには規格が設定されていて異なるものを取り入れるときには必ず確認しないといけません。

 

まず、大きく分けると

 

・WO規格

・HE規格

 

この2つに分類されます。

正確に言えばBE規格というものも存在しますが、目にする機会も上記2種類と比べるとかなり少ないと思いますので今回は割愛します。

こんなものがあるんだなぁくらいで概ね問題無いと思います。

 

で、これらはリムの構造がそれぞれ異なります。

 

WOは「ワイヤードオン」というリムの上にタイヤが乗るような形状となっており、対してHEは「フックドエッジ」というリム上部にある出っ張りにタイヤビードを引っ掛ける形状となっております。

 

この点からおおよそ互換性がないことはご理解いただけると思います。

 

ですが、不親切なことに「これはWOやで!」「こっちはHEよ」とは書いてくれて無いんです。

書いてくれてたら分かりやすくていいんですけどね〜

 

では、どこを見て判断するか?

 

タイヤのサイドウォール部を見てください。

そうするとタイヤサイズを示す刻印がございませんか?

それが判断するキーとなります。

 

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この車体であれば27.5×2.25になります。

この他にもたくさん種類はございます。

700×28Cや26×13/8だったり、24×11/2など車体により異なります。

 

その中でWOは分数表記、ミリメートル表記をしているものを示します。

それに対して小数点表記をしているのがHEとなります。

 

ですが、これだけでは互換性がないと言われても完全に納得はできないですよね。

 

例えば26×1.50と26×11/2の2種類。

互換性がありそうですよね。

私も昔この2つが何故互換性が無いのかわかりませんでした。

先述した通りでWOとHEでの違いはあるのですが、どっちも11/2でどっちも1.50じゃねーかと言いたくなりますよね。

 

ここで出てくるのがETRTO

レトルトじゃ無いっすよ。便利やけど。

 

https://www.bicycle-atoz.jp/2020/08/15/etrto規格表【エトルト】/amp/

 

ここで見てみると26×1.50は40-559になりますね。

ですが、40-559に26×11/2がありませんね。

このETRTOに関してはタイヤサイズというよりリムサイズを表した数値になります。

つまり、サイズ上付けることができないのです。

 

これを無視して取り付けられてしまった場合に、最悪走行中にタイヤが外れてしまったりチューブがズレてバーストしてしまったりとリスクでしかないので正しいものを使用しましょう。