普段使いをするスニーカーにはそんなこだわりは無くて、4000〜5000円くらいの安いやつを買うんですが、ビンディングシューズは「20000円!激安!実質タダ!!」ってなります。
これ、なんでなんでしょうか?
で、今回は久しぶりにビンディングシューズを買ったので、どんな感じかお話ししよかなと思ってます。
今回買ったシューズ
今回購入したのは
GIANT SURGE COMP
こちらになります。
https://www.giant.co.jp/giant24/acc_datail.php?p_id=A0002361
前までは
GARNEAUのカーボンソールのシューズを使っておりました。
たしか4万円くらいのものだったと記憶しております。
GARNEAUはもう無くなってしまったので参考にしてこれを買おう!ってことはできないと思いますが、価格帯での参考にしていただければと思います。
ビンディングシューズを新しくした原因
私自身色々なものを使ってみたいという気持ちはかなり強く持っているのですが、特別ハイエンドである必要はないかなというふうに考えているので、今回のように金額差がかなり大きいものを買うことがあります。
で、なんでこのタイミングなのかというと
ソールがバグったからなんですねぇ〜
クリートを外すために外に捻ると靴底ごと外れそうになってました。
3年くらい酷使してたのでしっかり寿命です。
ありがとうございますた。
で、新しいのを買ったのですが、使ってみて思ったのが「カーボンは正義」
なんか一部界隈から怒られそうですが…
なぜ、そのように感じたか?
まず何より感じたのは硬さ。ここにあるんですねぇ〜。
普通のスニーカーって歩くためにありますよね。そりゃそーやゆーてな
それがポイントになります。
普通のスニーカーで歩く時を想像してください。
歩く時って足の角度はどうなってますか?
裸足で歩く時に足の指がまがり、母指球辺りが曲がりますよね。それに沿うようにソールが曲がってくれますよね。
それにより、しっかり地面を捉えて安定して歩くことができるようになっているんです。
!!しかし!!(クソデカボイス)
そのソールの曲がりが自転車の走行においてはネガティブなポイントになってしまうんです!!
どういうことか??
曲がる部分というのは体の自由度が上がるというメリットがあります。
ですが、「曲がる=力が逃げる」ということも同時に言えるんです。
これが曲がることのデメリットなんです。
こんな感じで歩く時にはソールが曲がりますよね。(靴汚くてさーせん)
この時に地面に対してロスなく力が伝達出来ている場所ってどこかわかりますか?
ここの緑部分だけなんです。
要は足全体で踏んでいるというよりも、限定された正しい箇所を的確に使い、順を追ってスムーズに前に進むということに重点をおいてるという感じですかね。
ですが、自転車用のビンディングシューズにおいてはどの角度でも最大限パワーをロスすることなく入力したいものです。
その際に先程の曲がっていることによるパワーの伝達の低下は、動作の自由度でのメリットを抑えることができないんです。
なので、ビンディングシューズのソールはとても凝固になっているんです。
それが一般的にカーボンソールの方が硬い傾向にあるので力が抜ける感じが少ないと私は使用している中で大きく思いました。
BOAダイヤルがまぢ便利
このシューズはナイロン/カーボンコンポジット製になるので他のカーボンを含まないものと比べると少し、剛性が高いのかなと感じる部分も正直ありました。
ですが、それが本当に素材の違いによるものなのかは定かではありません。
ただ、それ以上に締めたり、緩めたりをする際のBOAフィットシステムが私としては本当に良かったなと感じております。
このシステムを採用することにより、必要な締め具合を1方向に調整することができるので、紐靴のように何度も何度も繰り返し細かな調整することなくベストポジションを見つけることが可能になっており、ダイヤルを引っ張れば1発で緩めることができるのでこの機構にはとても助かっております。
正直この機構の為にこれを選んだと言っても過言ではないかと。
まぢでオヌヌメなので選択の際には候補に入れてみてください。
剛性を形状で実現する!?
先程は剛性感があまり無いとお話ししましたが、これはあくまでもかなり良いカーボンと比較した際の話。
では、必要な剛性をどのようにして出しているのか?
それはソールの形状にあると私は考えます。
まず、ソールを見てみましょう。
このようなデザインとなっております。
私が「これか??」となったのはここです。
この黄色の枠の中です。
これがどした?と思われるかもしれませんが、この形状がとても重要だとであると私は考えます。
先ほどのお話の中で歩く時の曲がる向きというのを思い出してみてください。
縦方向に曲がってたのを覚えてらっしゃいますか?
そのまま曲げ続けると伊達巻きみたいになりそうな方向です。
要はその方向に曲がるのは縦に補助されるパーツが無いのが問題なのです。
長さや製造上の理由で横向きに折れることは、容易ではありませんが、縦なら全く難しいことではありません。
そのためその方向には通常大きく容易に曲がるのですが、その部分に大きな軸を入れてやることで縦方向への曲がりが減り、結果としてパーロス生まれにくくなるため、カーボンソールのように剛性の高いシューズと近い走行感を実現できるのではないかと考えております。
これはあくまで私の想像で話しておりますので、全くもって見当違いな話をしてましたらお恥ずかしい限りですが、おそらくはこのようなとこであろうと思います。
より速く走って、より上位を目指される方は間違いなくハイエンドをお選びいただいた方がいいかと思いますが、そうでは無いが少し良いものを使ってみたい方には割とマッチしやすいシューズであると感じました。